久々にドライビングアカデミーを開催致しました。
と言っても、今回は少数の3名で濃い内容に致しました。
何が濃いかご説明しますと、参加者さんそれぞれの目的に合ったレクチャーをする為で
①座学(この隙に専属メカニックによるマシンチェック)
②ご自身の愛車をプロドライバーに乗って頂き、車載動画とデータロガーを取ります
③ご自身の愛車をご自身でドライブ頂き、同じく動画とデータを取ります
➃プロとのデータ比較をし、参加者様の課題点を見つけます。
⑤課題点を意識し、参加者さんが走ります
この①と⑤を繰り返す事で、安全に確実にタイムアップして頂くカリキュラムなのです。
では早速。
ナンバー無しのアルファロメオ。
内装も無く、かなりスパルタンな仕様ですが、オーナーさんのセンスが良い為纏まっておりますね!
手前のR8V10は、3月4日に私のR8と一緒に4時間耐久レースに参戦する方の車両です。
お馴染みのメカニック松村さんが、各車のチェック。私のは減衰力を調整して頂きました。
細川プロによるアルファの走行チェック&基準タイム走行を開始して頂きます。
ところが数周で緊急ピット。どうやらクラッチのつながりに違和感があるとの事なので、急遽オーナーさんと交代し車両フィーリングチェックをして頂きました。
細川プロの指摘通り、やはりクラッチに不具合が有るとオーナーさんとも一致しましたので、残念ですが悪化せぬよう大事を取って走行終了。。
次に参加者さんのR8を走行チェック!
データを取り終えたので、オーナーさんにチェンジ
この日は走行台数が多く、走り難かったようですが順調に周回されておりました。
そしてデータの比較とレクチャー。データを見ただけで、ドライバーの心理状態や運転のクセ?みたのも解析出来ちゃうんです!
参考までに別日に開催した時のデータを基に少しだけご説明致します。
赤の線がプロ・ブルーの線が私。一見、どの部分も大して違いが無いように見えますが、中盤と後半でズレが生じています。
これが結果的に1.5秒の差となります。サーキットの1秒差は永遠の差と言われて久しいのです!
こちらも別日で違う車両ですがプロと私を比較したデータです。
結果的には0.33秒の差ですが、中盤のセッションでの微妙な違いがお分かりかと思います。
誤解しないで頂きたいのが、私が上手いのでは無く、オーナーの車をサーキットで初めてプロが車を壊さないのうにマージンを取って走らせているのに対し、私はいつも乗っている車。
しかもプロに教わりながら2年掛かってようやく出せたタイムなのです。この間、1度も無理も無茶もしておりません。ドライビングスキルが自然に身に付いたのです。
この私がした経験したプロセスを皆さんにも体験して頂く為のアカデミーなのです。
午後からは雨が降って参りましたので、参加者さんの意見を尊重し午後の走行は取り止めました。
アルファの方も走れず残念でしたが、折角お越し頂いたのと、以前の走行データを持っていらしたので座学レクチャーを行いました。
皆さんと共に今後も開催して参ります!
specialThanks
メカニック松村さん。
photo By
トニー須田ーク(笑)